今日、6月の第3日曜日は「父の日」。アメリカ・ワシントン州のドット婦人が、妻に先立たれた父親へ深い感謝を伝えたいと提唱したことがきっかけとなり、世界に広がった記念日です。
ここパールヴィラ太宰府でも、本日は多くのご家族が来館されています。梅雨の晴れ間に恵まれたお天気も手伝って、お孫さまと一緒にいらした方も多く、館内には自然と笑い声が広がります。「おじいちゃんありがとう」微笑ましい会話が、あちこちから聞こえています。
私自身も、父の日になると思い出すことがあります。それは、父との突然の別れでした。あまりに急なことで、「もっと話しておけばよかった」「もっと感謝を伝えればよかった」と、後悔ばかりが残りました。
時が経ち、日々の忙しさの中でその想いは少しずつ形を変えましたが、今でもふと涙がこぼれることがあります。それでも――父がいなくなっても、「ありがとう」を届けたいという気持ちは、今も、これからも変わりません。
父の日は、「今、そばにいてくれる大切な人」と過ごす時間の大切さをあらためて感じさせてくれます。ご入居者様の笑顔と、ご家族様の温かなお言葉ひとつひとつが、私たちにとっても大きな励みとなっています。
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