2025年1月25日土曜日

職員とご家族様が同じ視点でケアを共有する場・認知症ケアセミナー開催報告

パールヴィラ太宰府では、ご入居者様のより良い生活を支えるために「認知症ケアセミナー」を開催いたしました。本セミナーは、職員とご家族様が同じ視点で認知症ケアに取り組むことを目指し、具体的な知識と実践的な支援方法を共有する場となりました。 <基本知識と症状の進行の理解> 認知症は、脳の細胞がダメージを受けることで脳の「司令塔」としての機能に不具合が生じ、日常生活に支障をきたす状態です。認知症の種類、中核症状と行動心理症状(BPSD)、進行の過程など、基礎的な理解を深める時間となりました。 <日常生活での変化や兆候> 日々の生活の中で見られる小さな変化や兆候をいち早く察知する重要性について、具体的な例を挙げて説明。これにより、早期の対応や適切なケアが可能となることを学びました。 <日常的な接し方と支援のポイント> 認知症の方に寄り添う姿勢や言葉がけ、日々の生活環境の整え方、ケアの技法について紹介されました。また、「アセスメントの視点」を持つことで、必要なサポートを的確に提供する方法も紹介されました。 <質疑応答での活発な意見交換> セミナーの最後には講師を交えた質疑応答が行われました。ご家族様からは、日常生活での困りごとや対応方法についての質問が寄せられました。職員からも、ケアの技術やアセスメントのポイントについて意見交換が行われ、参加者全員が学びと気づきを深める貴重な時間となりました。 <参加者の声> 「これまでは認知症への対応にばかり意識を向けていましたが、なぜそのような発言があるのかを理解していませんでした。」 「本人が喉の渇きを自覚できないことがあるのだと分かりました。」 「同じ内容を繰り返し言われた場合でも、初めて聞いたように受け止めて対応し、返答の仕方や言葉がけを少し変えることで、自分にも気持ちのゆとりを持つ対応ができることが分かりました。」 パールヴィラ太宰府では、「ご家族様もケアの一員」という考えを大切にしています。今後も定期的にこうしたセミナーを開催し、ご家族様と職員が一体となって支援できる環境づくりを目指してまいります。今後のセミナー予定は、施設内掲示板やニュースレターでお知らせいたします。皆様の積極的なご参加を心よりお待ちしております。 それでは、また

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